新薬开発脳卒中后のリハビリテーション効果を促进する新薬の候补化合物を特定承认取得に向けて治験実施へ
- TOPICS
- 研究
- 医疗
新薬开発脳卒中后のリハビリテーション効果を促进する新薬の候补化合物を特定承认取得に向けて治験実施へ
词『厂肠颈别苍肠别』に掲载词
| 研究成果のポイント&苍产蝉辫; 〇富山化学が创製した化合物edonerpic maleate*1が脳损伤后の机能回復のメカニズムである脳の可塑性を向上させることを明らかにした
〇脳损伤后のedonerpic maleate投与で脳の可塑性が向上し、リハビリテーションによる运动机能回復効果が改善することを、げっ歯类、霊长类のモデルで示した
|
研究の背景と経纬
脳卒中は日本で年间30万人、世界では1,700万人が発症していると言われ、しばしば重篤な麻痺を引き起こし、患者さんの生活の质を大きく低下させます。脳卒中后の回復期における运动机能の回復を目的とした治疗は、地道なトレーニングによるリハビリテーションが主体となっていますが、その効果は限定的であり、より効果的な治疗法が望まれています。
この运动机能回復のメカニズムには、リハビリテーション等の外部からの刺激に応答した脳の変化(脳の可塑性)が関与していることが知られています。脳の可塑性がおこるとき、神経细胞の情报伝达を担うシナプス*2では、神経伝达物质に対する応答が强められたり、弱められたりするといった変化が见られます。
生体における记忆学习といった可塑的変化に伴ってシナプス応答の増强が见られるとき、神経伝达物质であるグルタミン酸の受容体のひとつである础惭笔础受容体*3がシナプスの膜上で増加することが、横浜市立大学の高桥琢哉教授らの研究から明らかにされており、础惭笔础受容体のシナプス移行が脳の可塑性のメカニズムのひとつであることが広く认められてきました(参考文献)。
研究の内容
本研究グループは、ウイルスを用いた生体内遗伝子导入法*4、电気生理学的手法*5を用いてedonerpic maleateが外部からの刺激依存的にAMPA受容体のシナプス移行を促進すること(脳の可塑性を向上させること)をマウス実験で示しました。また、この薬効における本化合物の標的がCRMP2*6というタンパク质であることを明らかにしました。この脳の可塑性向上を、损伤后の脳でも诱导できれば、リハビリテーション治疗の効果を促进できると考え、げっ歯类、霊长类の脳损伤モデルを用いた検証を行いました。
まず、マウスの脳損傷モデルで前肢の運動機能を評価する方法を構築し、脳損傷後にedonerpic maleate投与とリハビリテーションを併用することにより、運動機能が回復することを明らかにしました(図1)。
図1:マウス脳損傷モデルにおいてedonerpic maleateはリハビリテーション依存的に運動機能の回復を促進する
図2:カニクイザル脳出血モデルにおいてedonerpic maleateはリハビリテーション依存的に指の精密な運動機能を回復させる
今后の展开
用语説明
*1edonerpic maleate: 富士フイルムグループの富山化学が創製した化合物。アルツハイマー型認知症患者を対象とした治験(開発コードT-817MA)も実施中であり、健康成人での忍容性が確認されています。
掲载论文
CRMP2-binding compound, edonerpic maleate, accelerates motor function recovery from brain damage
Hiroki Abe, Susumu Jitsuki, Waki Nakajima, Yumi Murata, Aoi Jitsuki-Takahashi, Yuki Katsuno, Hirobumi Tada, Akane Sano, Kumiko Suyama, Nobuyuki Mochizuki, Takashi Komori,
Science 360, 50 –57 (2018) 6 April 2018
※本研究は、科学雑誌『厂肠颈别苍肠别』に掲载されました。(米国东部时间4月5日午后2时付:日本时间4月6日午前3时付オンライン)
※本研究は、文部科学省「イノベーションシステム整備事業 先端融合領域イノベーション創出拠点形成プログラム」、国立研究開発法人日本医疗研究開発機構(AMED)「脳科学研究戦略推進プログラム(融合脳)」、「革新的技術による脳機能ネットワークの全容解明プロジェクト」などの助成により行われました。
参考文献
Takahashi et al. Science. 2003 Mar 7;299(5612):1585-8
Contextual learning requires synaptic AMPA receptor delivery in the hippocampus
Mitsushima et al. PNAS July 26, 2011. 108 (30) 12503-12508
A cholinergic trigger drives learning-induced plasticity at hippocampal synapses
Mitsushima et al. Nature Communications, volume 4, Article number: 2760 (2013)
Optical inactivation of synaptic AMPA receptors erases fear memory
Takemoto et al. Nature Biotechnology, volume 35, pages 38–47 (2017)
お问い合わせ先
(取材対応窓口、资料请求など)
研究企画?产学连携推進課長渡邊 誠
TEL:045-787-2510E-Mail:kenki@yokohama-cu.ac.jp
富山化学工业株式会社総务人事部総务グループ
TEL:03-5381-3818E-Mail:tc-info-toyama@fujifilm.com


