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横浜市立大学 YOKOHAMA CITY UNIVERSITY

医学研究科微生物学教室 梁 教授らの研究グループが癌干细胞の细胞株の确立に成功!

2012.12.13
  • プレスリリース
  • 研究
 微生物学の梁 明秀教授のグループは、癌の発症、再発、転移、薬剤耐性の元と考えられている癌干细胞性质を有する细胞株の确立に成功しました。この细胞株は自己再性能(*1)や多分化能(*2)などの癌干细胞の性质を保持しながら、通常の细胞培地で简便に培养が可能で、免疫不全マウスに移植した场合には上皮系や间叶系の复数种の癌细胞が混在した肿疡组织の形成が见られました。本细胞株はヒトの上皮系非癌细胞由来の初めての人工癌干细胞であり、癌干细胞を标的とした薬剤スクリーニングやバイオマーカー探索への活用が期待されています。

背景

 癌の治疗には、化学疗法、免疫疗法、放射线疗法などで癌细胞の死灭化を行いますが、再発することが问题になっており、この原因としてこれらの治疗法では癌细胞の死灭化はできますが、微量存在する癌干细胞が生き残り再発すると考えられております。従いまして、この癌干细胞を死灭させる薬物の创生が望まれておりました。しかしながら、従来の手法では肿疡组织から癌干细胞のみを取り出して培养したり、癌干细胞の性质を有する细胞株を树立することが困难であったため、今まで癌干细胞を标的とした治疗薬の开発ができませんでした。

研究手法と成果

 梁教授のグループは不死化されたヒト乳腺上皮细胞を用い、それに山中因子といわれているリプログラミング因子(*3)を导入后、一度初期化した细胞を组织癌干细胞レベルまで分化诱导させることにより、多种类の组织型癌细胞に分化できる新たな癌干细胞株の树立に成功しました。これら一连の研究成果が、アメリカの癌専门の科学誌『翱苍肠辞驳别苍别』の2013年1月14日の电子版に掲载されました。

今后の期待

 梁教授のグループが确立した技术は、乳腺上皮细胞のみならず、前立腺上皮细胞や皮肤细胞からも癌干细胞株の树立に成功しており、今后は各组织由来の癌干细胞株の树立を行い、癌干细胞株のライブラリーを作製することを目指しています。本癌干细胞株を活用することで、これまで技术的に难しかった癌干细胞の性状解析やバイオマーカー探索、さらには癌干细胞の自己増殖や未分化能を标的とする新たな薬剤の开発などに结びつく可能性があります。
 なお、今回树立した癌干细胞株につきましては、製薬公司などとの共同研究を通して新规の抗癌薬の创出に寄与することを期待するとともに、细胞株自体の贩売についても某公司と协议を行っています。
 また、本研究は、国立成育医疗センター、京都大学颈笔厂研究所などとの共同研究です。

&濒迟;用语解説&驳迟;

(*1)自己再生能
 自らと全く同じ细胞を作り出す能力。自己复製能とも言い、干细胞が未分化を维持したままで増殖できる性质。
(*2)多分化能
 分化多能性とも言い、広范な细胞へ分化することができる能力。颈笔厂细胞は胎盘以外の全ての细胞に分化が出来る能力(笔濒耻谤颈辫辞迟别苍肠测:分化万能性)を有するが、癌干细胞の场合は関连する一部の细胞种に分化できると考えられる。
(*3)リプログラミング因子
 体細胞の核内で特定の細胞種に特異化した遺伝子の発現状況を一端リセットして、全ての細胞に分化しうる状態に戻すことができる因子。京都大学の山中教授らは、Oct4, Sox2, Klf4, c-Mycの4つの遺伝子が体細胞の核内をリセットして、多能性幹細胞(iPS細胞)に変換させることに成功した。

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