探究心を持って、脳の分野にチャレンジしてほしい
颈笔厂细胞や脳画像の技术が、研究をさらに进展させる

未来に向けて、脳や神経のメカニズムはどのように解明されていくのでしょうか。ノーベル赏で话题になった颈笔厂细胞(人工多能性干细胞)は様々な细胞に分化することが可能です。脳や神経脊髄の神経难病では、存命中の患者さんの脳の细胞を取って调べるのは一般的ではないので、皮肤の细胞を採取し颈笔厂细胞化后、脳の神経细胞に分化させれば、様々な研究が可能になります。
例えば、病気に薬が効くかどうかを調べるには、動物をはじめとする「モデル」が必要ですが、iPS細胞は患者さんの病気を最も忠実に反映するモデルとして、神経疾患研究でも非常に有効用な手段です。
また、脳の中を見る脳画像のテクノロジーも、今後の発展が期待されます。脳の断面画像は、かつてはCT(コンピュータ断層撮影)が主流でしたが、現在は、より安全で三次元的な情報が得られるMRI(核磁気共鳴画像)が、日本の医療機関で普及し、しかも機能が年々飛躍的に向上してきています。MRIをはじめとする脳画像解析技術の進歩によって、患者さんの脳の状態をより正確に把握し、診療や研究に役立てることができるでしょう。
このような脳疾患研究は、今后の10~20年が最も重要かつエキサイティングな时代に突入します。若い医师や研究者、さらに将来、大学へ进む中学生や高校生の方にとって、これから最もチャレンジする甲斐のある分野だと思います。
『なぜだろう』という疑问が原动力になる
医学を含め、すべての学问は未知のことにあふれかえっています。振り返れば、私が医学の道を志したのも、小児喘息を患ったこともあって、子供の顷から「なぜヒトは病気になるのだろうか」という素朴な疑问を抱いたことがきっかけでした。医学部に进んでからは、人间の体の中で最も复雑かつ、最も不思议な脳に兴味を持ち、神経内科を専攻することを决めました。さらに、原因がわからない神経难病に取り组むようになったのは、私の原点に常に「なぜだろう」という问いがあったからかもしれません。と言っても、一つ一つ突き詰めていくと、次から次へとわからないことが出てきて、「なぜヒトは病気になるのだろうか」という子供の顷からの疑问は永远に解决できそうにありません。というより、もし解决できたとしたら、それは医学という学问の终焉を意味します。学生の皆さんには、様々なことに対する探究心を持ち続けてほしいと思っています。医学の分野に限りませんが、「なぜそうなるのか」という疑问を常に持って、そのメカニズムを知りたいと思う気持ちが大事です。どんなに调べても载っていなければ、自分が解决するしかないのだという気概が重要です。教科书を読んで内容を覚えることも大切ですが、それはあくまでも次の疑问や课题を见つけるための手段なのです。
讲义などを通じて、思いもよらなかったような质问を、学生さんから受けることが时々あります。问题意识を持った学生の质问は、私たち教员が逆に刺激を受けて、研究のヒントになることさえあるのです。若い人たちから刺激を受けることを、私自身これからも期待しています。
- 【My Favorite】
- 趣味は音楽鑑赏です。神経内科では患者さんの细かいところまで诊察しますので、つい何でもこだわりがちになるのですが、音楽に関してはそれほどでもありません。搁&补尘辫;叠やジャズ、ロックなど幅広いジャンルを聴きますね。コンサートやライブに行ったり、オーディオ机器を揃えるのも好きです。自分でも楽器が演奏できたらいいのになあ、と思い始めてからもう20年は経ちますが、未だに実现できていません。でも、あきらめずに时间を见つけて练习したいと思っています。










