直腸癌(外科/ 下部消化管グループ)
直肠癌について
近年まで肛门に病変が近い直肠癌に対しては、肛门も一括して切除する「直肠切断术」が施行され永久人工肛门となることを余仪なくされていました。
しかし最近ではこのような症例でも、术前治疗や手术治疗の発展によって肛门温存ができるようになった症例も存在します。全例ではありませんが一定の条件をみたせば自分の肛门を残せる超低位直肠切除术、滨厂搁(括约筋间直肠切除术)が行われるようになり、肛门温存が可能な症例も増えています。これらの手术でも一时的には缝合不全の予防や、良好な肛门机能を温存するため人工肛门を造设しますが、吻合部や肛门机能に问题のないことを确认して一时的人工肛门を闭锁する手术を行います。一时的人工肛门闭锁后は自分の肛门からの自然排便が可能となります。
直肠癌の最新の治疗戦略
手术治疗
直肠癌の手术は狭い骨盘内での手术が必要となるため、特に肛门に近い肿疡の场合は手术难易度が高いといわれています。また肛门を温存する场合は机能温存のために特に繊细な手术が必要となります。
現在当院では、手術支援ロボット (da VInci Xi)を用いて直腸癌手術を行っております。
実施にあたっては2名のロボット手术プロクター(指导医)が中心となり、确実、安全な手术を実施しております。
ロボットを用いた手术の実际については、下记动画で详しく説明していますので、ご参照ください(閲覧には驰辞耻迟耻产别へのログインが必要な场合があります)。
肛门温存手术
近年まで肛门に近い直肠がんに対しては、肛门も切除する「直肠切断术」が施行され、永久人工肛门となることを余仪なくされていました。当科では、今までであれば永久人工肛门となっていた肛门に近い直肠がんでも、一定の条件をみたせば、自分の肛门を残せる超低位直肠切除术、滨厂搁(括约筋间直肠切除术)を积极的に施行しています。これらの手术では缝合不全を予防し、良好な肛门机能を温存するため一时的な人工肛门を造设しますが、约2-3か月を目途に一时的人工肛门を闭锁する手术を行います。その后は、自分の肛门からの自然排便が可能となります。
侧方リンパ节郭清
進行下部直腸がんでは、7-15%程度の患者さんで側方リンパ節転移を認めるとされています。侧方リンパ节郭清は、下図のように重要な構造物が密集したエリアを郭清する必要があり、一般的に、高難度手術とされていますが、当科ではロボット手術を用いた正確な侧方リンパ节郭清を行っています。

术前治疗
局所進行直腸癌に対しては①原発腫瘍の縮小(局所再発の予防)、②ダウンステージ、③微小転移の制御(遠隔再発率の低下)などを目的として、術前放射線化学療法や術前化学療法を行い手術へと繋げていきます。直腸癌に対して术前治疗を施行することによって、直腸癌が消失することもあります。消失した場合は患者さんと十分に話し合った上で、手術を施行せずに経過観察を行うという選択肢もあります。术前治疗には適応があり、担当医とご相談ください。

経肛門的直腸間膜切除術 (taTME)

直腸がんの手術では、狭い骨盤内の操作が必要となりますが、特に狭骨盤の男性や、肥満症例、腫瘍が大きい症例では骨盤深部の操作難易度が高くなります。その解決方法の一つとして、「経肛門的直腸間膜切除術(taTME:Transanal total mesorectal excision)」という術式が有用である場合があります。taTMEとは、腹腔側と肛門側の両方から手術を行う方法です。