眼瞼下垂の外科的治疗
眼瞼下垂症について
眼瞼下垂症は颜を正面に向けた时、まぶたが瞳孔(黒目)の上まで上げられない状态と一般的には定义され、生まれつきの先天的なものと年齢や外伤、手术、コンタクトの使用などによって生じる后天的なものに分かれます。
当院で手术を行うのは后天的なものになりますが、神経(动眼神経、交感神経)の异常、筋肉(眼瞼挙筋、ミュラー筋)の异常、筋肉と瞼の縁を作る软骨を繋ぐ腱膜の异常、そして皮肤の异常が原因となります。その殆どが腱膜性で、まぶたを频回に擦ったり、ハードコンタクトで圧迫したりすることで、腱膜が瞼板より外れたり薄くなり、神経も筋肉も正常なのに、まぶたが挙がらなくなります。
また、皮肤性の场合には、加齢などで皮肤が缓みカーテンの様に眼を覆ってしまうことで视野の制限を生じます。

どちらの下垂でも视野制限を生じ、瞼が重くうっとうしく感じます。
代偿性に额の筋肉を使って眼を开けようとするため、筋肉が紧张して头痛や肩こりも生じやすくなると言われています。额に皱がより、眉毛が吊り上ります。
眼瞼下垂症の手术
腱膜性眼瞼下垂:挙筋短缩术
眼瞼挙筋の腱膜がはずれたり缓んだりして、まぶたを开けようとしても力が瞼板に伝わらない状态。
?眼瞼挙筋の力が残っていれば、外れた腱膜を瞼板の前面の元の位置に固定する手术を行ないます(挙筋短缩术)。

45歳 女性 右眼瞼下垂
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ハードコンタクト使用に
よる仅かな右侧の下垂 -

バランスを诊ながら挙筋短缩を施行(术中)
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术后4ヵ月 症状は軽快し、良好な 左右のバランスを認める。
重度の腱膜性眼瞼下垂例:両侧の挙筋短缩术
83歳 女性 両侧眼瞼下垂
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経年的な挙筋腱膜の缓みによる両侧性の下垂
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両侧の挙筋短缩术を同时に施行(术中)
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术后8ヵ月 开瞼幅と视野の改善を认め、前头筋の紧张も軽减
*术后にある程度の肿胀や内出血を生じますが、2-3週で改善します。
また、个人差がありますが、最终的にスッキリと落ち着くのに3-6ヵ月程度を要します。
皮肤弛缓性眼瞼下垂:皮肤切除+眼轮筋切除又は吊り上げ术

年齢や颜面神経麻痺などの疾患で皮肤が缓んで眼瞼が重くなったり视野制限を生じたりしている场合には、皮肤の切除が必要になります。
皮肤切除の幅が少ない场合は二重の皱に合わせて皮肤切除を行いますが、幅が大きい场合には眉毛の下で皮肤切除を行い(眉毛下皮肤切除)、必要に応じて眼轮筋の吊り上げも行います。
また、颜面神経麻痺の方には病的共同运动の合併を生じている场合もあり、その际にはボトックス治疗の併用が必要になる场合もあります。
皮肤弛缓による眼瞼下垂:眉毛下皮肤切除+眼轮筋吊り上げ术
82歳 女性 両侧眼瞼下垂
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経年的な眼瞼皮肤の缓みによる両侧性の下垂
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眉毛の下での皮肤切除に加え、眼轮筋の吊り上げを施行
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术后1年 眼瞼部の印象をあまり変えずに下垂を改善。
*术后の肿胀はそれ程强くありませんが、内出血を眼瞼周囲に生じることがあり、2-3週で改善します。皮肤切除を行っても挙げづらさが残る场合には、挙筋短缩术を追加を検讨します。
眼瞼痉挛に伴う皮肤弛缓による眼瞼下垂:眉毛下皮肤?眼轮筋切除+ボトックス注射
65歳 男性 両侧眼瞼下垂+眼瞼痉挛
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眼瞼痉挛に伴い、眼瞼皮肤の缓みが生じている。
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眉毛の下での皮肤切除に加え、眼轮筋の切除を施行
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术后1年 さらにボトックス注射を加えることで眼瞼痉挛を抑えて开瞼が可能に
*持続的な眼瞼痉挛により皮肤弛缓を生じることもあります。
その场合には、痉挛のコントロールの為に、手术だけではなくボトックス注射による痉挛抑制が必要となります。
ボトックスの効果は3-4ヵ月で、継続的な使用により、痉挛のコントロールが可能になり、良好な视野确保が得られます。
颜面神経麻痺后遗症に伴う眼瞼下垂:挙筋短缩术?眼轮筋切除+ボトックス注射
77歳 男性 右侧眼瞼下垂(颜面神経麻痺后の病的共同运动)
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笑颜时に一层眼が闭じてしまう
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ボトックス注射を行って病的共同運動を軽減させてから、皮膚と眼輪筋の切除と挙筋短縮術を施行 ボトックスは定期的に投与します
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术后2年半 笑颜时でも开瞼が保たれる
*颜面神経麻痺を生じた后には、頬部の动きが改善しても眼瞼の皮肤のたるみが残ったり、病的共同运动といって眼と口が一绪に动いてしまう后遗症を生じて、笑颜时やものを食べる时に眼が闭じてしまうことがあります。
眼瞼への手术にボトックス治疗を组み合わせることで良好な结果を得ることが出来ます。
重度の眼瞼下垂および先天性眼瞼下垂:前头筋吊り上げ术
眼瞼挙筋の动く力はわずかで、挙筋の短缩では瞼板を挙上することが困难な状态。
?まぶたを挙上するための力源を前头筋に頼るため、まゆげとまつげの间の皮肤の下にトンネルを作成し、その下に移植材料を通し固定する手术を行ないます(前头筋吊り上げ术)。
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前头筋つり上げ术(正面)
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前头筋つり上げ术(正面)
7歳 男性 両先天性眼瞼下垂
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大腿筋膜を移植材料とし、睫毛と眉毛の间に通过させ固定した。
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大腿筋膜をトンネル内に通したところ
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术前は下顎を挙上しないと视野の确保が困难であったが、术后は充分な开瞼が可能になり快适に过ごしている。